古川工業株式会社 様
--御社の事業内容を教えてください。--
古川工業としては、配電盤、制御盤、分電盤、板金加工および塗装、組立までを行っています。本社は古川電気工業で、営業、設計と配電盤の組立を行っており、古川グループの一部になります。グループは古川電気工業と当社の古川工業、北海道古川電機工業の3社となります。製品に関しては主に幅1メートル、奥行き2メートル、高さ2メートル30センチくらいのサイズで工場やビルなどの大きな建物で使用する業務用のキュービクルを製造しています。
-- RADANを導入したきっかけを教えてください。--
当社にあったキャドキャムを探している中、フュージョン(レイダンの前身)のカスタマイズ性がよく、当社の製造に一番マッチしているのが導入のきっかけです。これまで十数年に渡って開発を重ねて当社の製造にあったカスタマイズを進めて他社にはないキャドキャムになりました。これによって作業効率が上がったので、今回はより効率をあげるためにバージョンアップを行いました。
--どうして自社でカスタマイズをしようと思ったのでしょうか?--
まず最初に一般的なキャドキャムだと最初から自分で図形を書いて展開していかなければなりませんが、それだと当社のものづくりのやり方に合わず、データ作成が現場の生産能力・スピードに追いつかなくなってしまうという状況になっていました。いかに効率よくデータを作成するか? という部分を追求した結果、カスタマイズを行い、現在の形になりました。当社の製造は部品点数が多いことに加え、キュービクルのカスタムメイドメーカーではありますが、同じ構造で寸法が若干違うものを多く作るので、製造にマッチさせるため、開発を進めてきた経緯があります。
レイダンはカスタマイズに柔軟に対応可能なスペックを持つソフトだと思いますが、ここまで使いこなすのに苦労しました。特に導入当初の時は試行錯誤の連続でした。中にはマクロの作り直しもありましたね。
掲載企業情報
古川工業株式会社 様
■ 事業内容
高圧受配電盤、低圧配電盤、監視盤、制御盤、各種分電盤、その他継電器類の板金製作、塗装、組立
■ 導入ソフトウェア
3次元ソリッドモデル CADCAM RADAN
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